久しぶりに、更新します。秋とは思えない暖かい日々が続きます。この合間に部屋の掃除を進めようと思う今日この頃です。
さて、タイトルに書いた内容ですが、皆さんはコーヒー豆を買いに行くときどんなことを考えていきますか。はじめのうちは、たくさんの種類の中からどれが美味しいだろうと、どきどきわくわくしながら選んでいると思います。並んでいる国や品種などいろいろなコーヒーを飲むと次第に年に数回素晴らしいコーヒーに出会うことがあると思います。そこで、少し高くてもいいから、特別おいしいコーヒーが欲しいと思うこともあると思います。
この「年に数回出会える素晴らしいコーヒー」ですが、一度出会えば同じ国、同じ農園、同じ焙煎であってもその時の感動に届くものはそう出てくるものではありません。1年の気候はその年によって変わり、豆の生育から水分量、焙煎の火の通りからまで様々な要因があるからです。コーヒーはやはり一期一会な面が強い飲み物ですね。
この一期一会という考え方がコーヒーを楽しむうえでとても大切だと感じる今日この頃です。素晴らしいコーヒーの出会いには感謝し、それに固執せず常に新しいものを試していく。そのなかでまた素晴らしいコーヒーにとの出会いがあるでしょう。
違う豆屋さんのコーヒーを買ってみよう。違う都道府県の豆を買ってみよう。ここがベストとか最高とかすごいとかは一度おいて、気になったところを試してみる、自分のアンテナ感度を高めていくと自分好みのコーヒーに出会える可能性が高くなります。熱風式で短時間焙煎をする浅煎り主体のコーヒーが最高と思う人もいれば、半熱風で今の時代に合った焼き方をするコーヒーが最高と思う人もいるはずです。どちらにしても、それは人それぞれのものさしであるということ。「最高」という言葉を使いましたが、私はこの言葉はコーヒーとの親和性が低いと思います。不安定で、絶妙なバランスで成り立っているコーヒーを楽しむその一瞬を楽しめたそのことが最高な時間なのではないでしょうか。
コーヒーはその一部分であって、人生に色を添えてくれる花のような飲み物なんだと思います。